ExoLensCase (エックスオーレンズケース)
レンズの個性を知るといっそう楽しい
ニュアンスのちがう写真を満喫
− フォトグラファー 新垣尚香さん –
2016.03.11
iPhoneの写真が楽しくなる『ExoLensCase (エックスオーレンズケース)』。被写体に合わせてレンズを替えると写真の世界がいちだんと広がる。
『ExoLensCase (エックスオーレンズケース)』にはワイド(広角)、テレ(望遠)、マクロ(接写)があり、それぞれの世界が楽しめる。日本とアメリカで写真を学んだ沖縄在住のフォトグラファー・新垣尚香(あらかきしょうか)さんは『ExoLensCase』をどう楽しむのだろう。使っていただき、話を聞いてみた。
Q 新垣さんがフォトグラファーになったきっかけを教えてください。
祖父が写真の好きな人で、その影響ですね。私は子どもの頃から絵を描くのが大好きだったのですが、絵はどうしても自分の世界に入り込みがち。その点、写真は客観的に、いろいろな観点から被写体を見ることができる。そこに魅力を感じたのがきっかけです。
Q 『ExoLensCase』についてどう思いますか?
いまiPhoneのカメラ機能って、すごく良くなっていますよね。さらにレンズを付け替えることでいろいろな写真が撮れるなんて素晴らしいと思います。レンズの個性を知って使い分けると、写真のおもしろさと奥深さが味わえるでしょう。SNS好きの人に最適で、iPhoneでここまで撮れちゃうの!?って、みんなに驚かれると思いますよ。
Q 新垣さんは、好きなレンズとかありますか?
私はマクロ(接写)がおもしろいと思っています。
本来マクロは被写体を1/2倍から等倍で写すことのできるレンズ。花や昆虫などを撮る方が多いのですが、接写せずに離して撮ると幻想的な写真になるんですね。ピンボケとはちがう、ボワーッとした感じに。その詩的な雰囲気がアートっぽくて気に入りました。
Q 他のレンズについてはどうでしょう。
テレ(望遠)のレンズでのぞいたら、遠くのテーブルにハトがいたので撮ったんですけど、逃げないで撮れてよかったです(笑)。
あとワイド(広角)もいいですね。標準レンズだと絶対に入らない室内が、部屋の隅から隅まで入りますから。独特の雰囲気ですし、カーブのつけ方を工夫するとおもしろいと思います。
Q 『ExoLensCase』を使う方へアドバイスをおねがいします。
はじめに言ったとおり、レンズを使い分けるといいでしょう。それぞれのレンズの特性を活かして、ニュアンスの違いを楽しんでみては。
私はマクロ(接写)が気に入りました。妹が紅型(びんがた)作家なので、彼女のアトリエにある布や筆を被写体に、アップを撮ったり、離して撮ってみたり。これらがiPhoneで手軽にできるんですからスゴいですよね。今後の作品づくりに役に立つと思います。
マクロを使い、被写体から離れて撮ったポートレート。レンズの特性により、ブレとは違う独特の雰囲気に。【マクロレンズ使用】
沖縄の伝統的な染色技法「紅型(びんがた)」の色を定着させる大豆。少し離れてマクロで撮影したら、まるで繭のよう。【マクロレンズ使用】
紅型(びんがた)で染めた布をマクロで撮影。ひとつひとつの細かい柄が折り重なり、独特の美しさをかもし出す。【マクロレンズ使用】
まるで顕微鏡をのぞいたような花のアップ。写真というよりアートといえそうな作品がiPhoneで撮れる。【マクロレンズ使用】
近くに見えるが、実際は7〜8m離れている。鳥や動物、また遠景を近く見えるように撮りたいときはテレが活躍。【テレレンズ使用】
紅型(びんがた)作家として活躍している妹の優香さんのアトリエ。25帖くらいある広い部屋もここまで入る。【ワイドレンズ使用】
プロフィール
新垣 尚香 (あらかき しょうか)
祖父の影響で写真に興味をもち、高校卒業後、写真の専門学校へ。上京し、写真関係の会社に就職するかたわら、フリーランスカメラマンとして活躍。その後、写真と語学の勉強のために渡米し、ニューヨークのアートスクールに留学。去年帰国し、作品づくりをしながら、実家が営んでいるお菓子製造会社「くがにやあ」を手伝っている。
【iPhone6/6s専用】ExoLensCase本体キット
■交換レンズ4枚付<マクロレンズ・広角レンズ・望遠レンズ・偏光フィルター>